悪い・売れない立地に出店してしまう要因として、次のようなことが挙げられます。
①どんな立地が自店に適しているのか、分かっていない
自店のお客はどのような属性の人なのか?そのお客にとって都合がよく、認知される場所にあり、入りやすいのか・・・これらの認識がズレている可能性があります。
②調査が不十分
広域・狭域のマーケットは十分か、競合の影響を考慮しているか、などの統計データの評価や現地調査を確り行っていないことが考えられます。また、データ分析の仕方や現地調査で見るべきポイントがズレていたりします。
③心理的要因
ある程度の会社規模になると、出店目標があり、その達成具合により店舗開発担当者や管理職の人事評価が変わってきます。そうすると、店を出すことが目標となり(目標の置換)、売れるかどうかが二の次になってしまいます。たとえ意識していたとしても、調査をしているうちに「あばたもエクボ」となり、結果として売れない店を出してしまいます。また、独立開業しようとする方は、自分の腕や商品に自信を持ち、気持ちが前のめりになっています。そのため、物件の悪いところが見えなくなります。Love is blindに似た感じですね。
③が①②を引き起こすこともあり、最大の要因かもしれません。