多くの店が開店後10年と持たず閉店します。閉店の理由は様々ですが、最大の要因は『売上不振』です。では何故売れないのか・・・最初から売れなかったというケースを考えてみましょう。
実は、最初から売れなかったという、悲惨なケースが少なくありません。日本人は、失敗を非常に恥じる傾向があるため、失敗談はなかなか表出せず、内情はわかりにくいです。「まぁ何とかギリギリやっていけている」そんな声が聞こえたら、実情はかなり苦しいのかもしれません。
開店当初から売上不振だった場合、それはほぼ、立地の悪さからくる客数不足によるものです。多くの方は、当然、少なくともその場所で何とかやっていける、そう思い店を構えます。しかし、早く開店したいという思いが強いがために、希望的観測・『あばたもエクボ』に陥り、悪い立地と気が付かないのです。そもそも、立地の目利き力を持ち合わせている方は少なく、誰しも考えそうな良さそうな立地には、多くの落とし穴が控えているのです。
お店を出したいと思う方の多くは、「いい場所ありませんか?」と不動産屋をお願いしてまわることでしょう。不動産屋なら、きっといい場所を知っているはず、、、そう信じて。もちろん素晴らしい眼をもった不動産屋さんもいるとは思いますが、彼らの仕事は仲介すること。あなたの店の売上が悪かったとしても、責任は問われません。
当代表は、主に店舗指導や店舗開発に従事し、前線も裏方も経験しました。店舗開発でいいますと、前線の仕事はマーケット調査・地主、不動産屋との交渉・契約・開店応援など。裏方の仕事では、売上不振店の調査を経験しました。青森から熊本まで、500店舗を超える現地調査や、約1万店舗もの膨大なデータの分析を経験しました。その経験を基に、立地判断に悩むあなたへセカンドオピニオンをお届けします。