店舗立地が悪いと、新規開店と同時に「お前は既に〇んでいる」状態です。立地の不利は、ちょっとやそっとの努力では、補うことができません。かと言って、移転や閉店をしようにも、賃借契約のシバリや投下資本の回収がネックとなります。
では、どうするか。悪い立地でも生き残れる方法として、圧倒的なブランド力を備えることが考えられます。ブランド力とは、高価な商材を扱う企業に対するイメージのことではありません。多くの見込み客に、商品や企業に関するプラスのイメージを与える価値の集合だと思います。
ブランド力の高いお店は、ワザワザ探してまで来てくれます。その点、飲食業は有利です。なぜなら【食】は、人間が持つ根本的な欲求に強く関連しているからです。遠くても評判のお店で食べたい、そう思う人が多いのです。加えて、定期的にお腹が空く、需要の多さも挙げられます。
しかし、ブランドは一日にして成らず。ブランドを構築し、利益が出るようにまで存続しうるか。それもまた、問題なのです。